★ナナの旅立ち★

ナナは年が明けてからは殆どを寝床で過ごし余り元気に鳴かなくなりました。
もうすぐ別れの日が来ると思うと顔や体を拭いてやりながら涙が溢れてくるのを抑えることができませんでした。

ナナは最後の三日間はとても静かに寝ていました、枯れるように痩せてきたナナにスポイトで重湯と水を時々与え少しの時間バスタオルにくるみ抱いて体を擦り頭を撫でてやるととても気持ち良さそうにしていました。

自力でトイレに行けなくなってから丸一日、ナナは春の花冷えの日に眠るがごとく静かに息を引きとりました。
私が用で少しの間だけ留守にしていた時でした。
すぐ傍にいた連れも気づかないくらいに静かな旅立ちでした。

私は「ナナちゃん良く頑張ったネ、お疲れ様。我が家に来てくれてありがとう。」と頭を撫でながら最後の言葉をかけました。
覚悟をしていたせいか不思議と気が狂うほどは悲しくありませんでした。

人間に換算すると猫は最初の1年で16才、その後は1年ごとに約5才増だそうです。(諸説ありますがかかりつけの獣医さんからの話)
「ナナ」はなんと111才でした。 享年20才4カ月 合掌

 

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